エアコンの内部には、冷媒ガスが室内機と室外機をつなぐパイプの中で熱を送るために回っています。何らかの要因で冷媒ガスが漏れ出てしまうと、エアコン自体に電源は入っても、冷風や暖風が効きづらくなります。運転効率が下がり、過剰に運転し始め電気代が通常よりも高くなることもあります。冷媒ガスがすべて漏れ出た場合は、エアコン自体が動かなくなります。その場合はメーカーなどにもよりますが、故障を示すランプが点滅します。 ガス漏れが発生する原因は、主に3つ挙げられます。まず、エアコン取り付け時の不備で、エアコン購入時や引っ越しの際、エアコンの洗浄などで発生します。また、室外機の移動や転倒など、室外機が動いてしまったときの接続不良や部品の損傷時に発生します。そして、エアコンの寿命です。これは平均10年と言われています。備え付けてあるエアコンがいつ購入したものなのか確認出来れば、原因がわかるでしょう。 また、冷媒ガスは浴びたり吸ってしまっても直接の影響はありません。

エアコンが冷えない原因 その2エアコン内部が汚れている

エアコンを動かしていても、前より効きが良くないと感じることもあるでしょう。もちろんエアコンの故障や劣化といった原因がある場合もあります。確かにそういった場合には対応が難しいですが、場合によっては内部の汚れが原因となって効きが悪くなっていることもあるため、それを取り除けば冷えやすくなる可能性があるのです。特にしばらく内部をチェックしていない場合には、自分でできる部分から掃除をしてみましょう。 エアコンのフィルターがほこりで目詰まりしていると、エアコンの効きが悪くなります。取り外せるタイプなら取り外してほこりをとってみましょう。それだけでもぐっと効きが良くなる場合もあります。内部については自分で清掃がしにくいですし、無理に掃除をしようとすると破損の恐れもあります。自分でできない部分が汚れている場合にはプロのクリーニングを行うと、効きが良くなることもあります。